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【単体考察】現環境におけるメガメタグロスの技(技構成)に関する考察 その1(技の個別評価)【※S11時点】

 はじめに

アクセスありがとうございます。今回は現在その技構成が非常に多彩になっている

メガメタグロスの技の個別考察、及び技構成の考察をやっていこうと思います。

「いじっぱり」なのか「ようき」なのか、どういう努力値配分なのかにも拠る話ではありますが、調整などについては本記事では軽く触れる程度に留めたいと思います。(その辺りも別の機会に考察できたらいいなあ。)

また私個人の知見のみで書き進めていくので、何言ってんだこいつみたいな

部分もあるかと思いますがご了承くださいm(_ _)m

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メガメタグロス

80-145-150-105-110-110(700)

種族値お化け、7世代に入ってカプ・テテフの台頭から

エスパーを0.25倍で受けることができる耐性。ミミッキュを上からワンパンできる

といった性能が評価されて採用率が上昇したメガ枠

Sが進んでいくごとに様々な技構成のグロスが登場し、結果を残してきた。

採用され得る技がどれも有用で、範囲も広いので安定して受けられるポケモンは少ない。

 

先ずは、PGL上の技の採用率を見て、トップ10に入ってる技の個別評価していきたいと思う。

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1.アイアンヘッド

はがね 威力:80(104) 命中:100 ()内はかたいツメ補正時

30%の確率で相手を怯ませる。

採用率88.5%。環境に居る約9割のメタグロスがこの技を採用している。

命中安定タイプ一致技というだけでも強い。おまけに3割怯みで不利対面覆せることが多い。

タイプ半減や数値受けが出来ないと後投げが苦しい技であり、

テテフ等との有利対面をとった後にとりあえず押せることからこの技の採用率がここまで高いのだと考える。

特定の並びに局所的に対処できるようにする型以外ではほとんど迷う余地なく採用される。

上からこの技打ってるだけでも強い上に、

この技プラス後述するバレットパンチで縛れる範囲もかなり広いので

この技の採用を見送る手はほとんどない。

 

2.れいとうパンチ

こおり 威力:75(97) 命中:100

10%の確率で相手を「凍り」状態にする。

採用率70.9%

かたいツメ補正が乗る技。

環境トップメタのランドロスボーマンダに対して大きな打点が

とれる技。

ようきグロスでも威嚇込みでH4振りのランドロスを確定一発で縛れる他

死に出しボーマンダに対しても十分打ち合える。

受けサイクルに多く見られがちなグライオンも確定一発で縛れる。

構築単位でこれらのポケモンが重くない場合以外は

ほぼ必須の技になってくるだろう。

 

3.バレットパンチ

はがね 威力:40(52)命中:100

優先度+1

採用率51.3%

採用率が5割ということでメタグロスと対面する際には

考慮しなければならない技。

メタグロスの絶妙な素早さを補うことができる技

高速低耐久ポケモンに非常に強い。

いじっぱりグロスなら無振りミミッキュを乱数87.5%で落とすことができる。

またこの技は、ガルーラやクチートと言ったポケモンとの

ふいうち択の回避にも使える優秀な技。

ようきの足りない火力を補うのにも、いじっぱりの高い火力をより活かすのにも使える偉い技。

 

4.じしん

じめん 威力:100(非接触) 命中:100

追加効果無し

採用率49.8%

アイへや、冷パンを受けに来る鋼や炎タイプに刺さる技

かたいツメ補正が乗らない技ながら、採用率が高い技。

メタグロスミラーに強く出られるようになる他

苦手なガルドにも打点が持てる。

 

5.かみなりパンチ

威力:75(97)命中:100

10%の確率で相手を「麻痺」状態にする。

採用率32.9%

アイへや、冷パンに比べて採用率が落ちる接触技。

ヒレなどの相手にはアイへで事足りる場面が多いので

採用率が比較的低くなっていると考えられる。

しかし、コケコグロスと言った並びで採用することで

エレキフィールド下でエアームドを確定2発で突破することができ、

ラキムドーと言った特定の並びをメタることができる。

またステルスロック+かみなりパンチ2発でもエアームド

良い乱数で突破が可能。

 

6.アームハンマー

かくとう 威力:100(130) 命中:90

技が命中した場合、使用者のすばやさが一段階下がる。

採用率:32.3%

メタグロスを受けに来るポリゴン2ナットレイ等に対する役割破壊

また、グロスを受ける補完として採用されやすいロトム(水・炎)に対する打点になる。

地震で崩しづらい鋼タイプに対してもかたいツメ補正がのることによって

遂行技になれる。命中不安であること、Sダウンのデメリットがあることから地震よりも採用率が落ちるか。

個体数は減少傾向にあるが、ガルーラを縛れる唯一の技。

 

7.しねんのずつき

エスパー 威力:80(104) 命中:90

20%の確率で相手を怯ませる。

採用率:25.3%

命中不安ではあるが、タイプ一致の接触技。

一般的にグロスが役割対象とするポケモンには通りづらいが、

ドヒドイデフシギバナといった特定のポケモンに対して強い。

ドヒドイデを採用している構築は、グロス入りに対して投げてくる可能性が非常に高いので、ドヒドイデが重いグロス軸には重宝する技。ポリゴン2グライオンドヒドイデといった受け回しに対して、グロス一匹だけで強く出られるようになる。

また、テテフグロスといった並びで採用することで

アイアンヘッドよりも火力が出るので、相手の数値受けを崩し得る。

 

8.がんせきふうじ

いわ 威力:60(非接触) 命中:95

100%の確率で技が命中した相手のすばやさを一段階下げる。

採用率:16.5%

リザYやガモスといった岩技4倍弱点のポケモンを崩す技。

またS操作が行えるので後続に繋ぎやすいというメリットもある。

同じメタグロスが覚えるいわ技にいわなだれがあるが、

命中がわずかに高いこと、Sダウンの追加効果が優秀なことから

こちらの採用率が勝っていると考えられる。

HBに厚いガモスをグロスに投げてくるというパターンも

最近ではあるので、採用価値は十分にある。

岩技を切って、グロスに突っ込んでくるリザYも体感では半分くらいはいる。

最近岩技持ちグロスが動画などでとりあげられることも多いので

警戒度は上がっていそう。

 

9.くさむすび

くさ 威力:n(n*1.3)  命中:100

技を喰らう相手の体重によって威力が決まる(最大120)

採用率:7.6%

グロスを受けに来るHBカバルドンや、草4倍弱点(ラグラージ、ヌオー)を崩す技。

C下降補正であってもHBカバルドンをアイへ+くさむすびで突破できる。

岩技+くさむすびと言った技構成にすることで

カバリザという並びにグロス一体で強く出られるようになる。

 

10.いわなだれ

いわ 威力:75(非接触) 命中:90

30%の確率で相手を怯ませる。

採用率:6.5%

がんせきふうじと採用意図はほぼ同じで、

命中が少し劣るが威力が少し高く

怯みが狙える。

耐久に振っているリザYやガモスが乱数になってしまうところ

いわなだれなら確定で落とせる場合が多い。

 

ここでは考察を割愛するが

トップ10以外の技は以下の通り

じだんだ 3.38%
ステルスロック 3.18%
どくどく 2.62%
コメットパンチ 2.38%
みがわり 1.58%
だいばくはつ 1.22%
めざめるパワー 1.12%
こうそくいどう 0.51%
じゅうりょく 0.48%
ひかりのかべ 0.39

 

次の記事から、性格、構築系統毎の技構成の傾向や

技構成を考える上で考慮すべきことなどを考察したいと思う。